産み分けとは、改めてご説明するまでもなく、「男女の産み分け」を指す言葉です。
子供が授かれば、その子が男児か、女児かは、親ならずとも気になるところです。
妊娠がある程度進み、胎児の性別が判別できるようになると、エコーなどによる診断の結果から、産婦人科医が出産前に妊婦や父親に告知する例は、よくあることです。
しかし、その告知はあくまでも「結果」に対するものであって、その時点では、すでに男女のいずれかは決まっているわけです。
ところが、この「産み分け」という概念においては、その言葉のイメージ(出産の段階)とは異なり、はるか以前の受精の段階から、意図的にコントロールをするという行為を指しているわけです。
それゆえ、世の中の常識や医学会の見解には、さまざまな意見や見方があり、公式には、「確実に産み分ける方法」は、医療行為としては認められず、その実態は、霧の中に隠されているのが現状です。
その理由もさまざまですが、やはり、「自然の法則に逆らう行為」という、否定的な見方が多いことに起因するようです。
なぜなら、「自然界の法則」を人間の意志で乱すことは、生物学的な観点からいえば、男女の比率を乱すことになり、それが結果的に「種」としての滅亡を招きかねない事態へと発展する懸念を秘めているからです。
たとえば、たしかに、中国の一人っ子政策などを見てみますと、男の子だけを望むあまり、女児と分かった時点での堕胎や出産後の間引きなどにより、男女の出生率が、男:女=119:100と、極めて不自然な状態となり、その結果、「男余り」という深刻な社会問題を招いているのです。
このように「産み分け」とは、人間という種族の存続に関わる非常にデリケートなテーマであることを正しく認識すべきなのです。
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